長い付き合いの酵母

酵母は古くから人間と付き合いのあった菌類の総称です。

特に食品加工において酵母は古い歴史があり、酵母の存在が確認されるずっと昔から人間と関わり続けてきました。

具体的にはパンを膨らませたり、味噌を発酵させたり、ビールなどの酒を造るために酵母が活躍してきたのです。

酵母は生命活動の中で食物を加工する力を発揮し、人間はその力を借りて食物を加工する技術を手に入れたのです。

酵母は食品に含まれる糖を分解することで生きています。

この分解の家庭で炭酸ガスとアルコールが発生し、これらを酒にしたり、食品を膨らませたりすることに使っているのです。

ただ酵母が「生きている」ものだと分かったのはごく最近、19世紀に入ってからのことで、それまでは漠然と発酵を手助けしてくれる「何か」くらいに思われていました。

生き物であると分かってからは、酵母を科学的・遺伝的に改良できないかと研究が進められてきたのです。

これまでとは違う利用法がないかなど、研究の余地は大いにあります。